凍み豆腐(凍り豆腐)は、豆腐を冬の寒気で凍らせてから乾燥させて作られる伝統的な保存食です。高野山の僧侶が作り精進料理で食されたことで「高野豆腐」とも呼ばれます。本来の凍み豆腐(凍り豆腐)の原材料は「豆腐」。つまり、豆腐の原材料である大豆の搾り汁(豆乳)と凝固剤(にがり)ということになります。ところが、一般的に市販されている高野豆腐には、膨軟剤として重曹(炭酸水素ナトリウム)や炭酸カリウムが使用されていることが多いですよね。乾燥した凍み豆腐の水戻し時間が短縮されたり、柔らかく煮あげることができるからなのです。
自然食品店などで販売される凍み豆腐(高野豆腐)は、国内産大豆や有機大豆を使用していたり、消泡剤を使用していないものというように「豆腐」の原料や製法にこだわっているものが多くあります。さらに「膨軟剤」を使用しないことにもこだわっています。よって、原材料表記を見ると、大豆と豆腐を作る際に加えられる豆腐用凝固剤、にがり成分(塩化マグネシウム)のみ!戻す手間はかかっても、昔ながらの歯ごたえのある食感と美味しさです。
材料
- 凍み豆腐 3枚
- だし汁 300ml
- 有機醤油(淡口) 大さじ1
- 砂糖 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 塩 ひとつまみ
※彩り用として有機人参、有機絹さや 適量
道具
- 鍋