甘いサツマイモをお砂糖と練りあげ、固めてつくる芋ようかん。シンプルな原材料と素朴な味で、昔から親しまれている和菓子ですが、一般的な小豆を使った練り羊羹に比べて常温での日持ちがしません。芋羊羹は、サツマイモ、砂糖、塩のみの無添加で作られています。シンプルだからこそ、あの老舗の味や食感を再現することは難しいかもしれませんが、手作りも可能ですよ。主原料のさつまいもだけでなく、使う砂糖や塩にもこだわれるのも、手作りならでは。寒天を使えば、成型や切り分けも簡単です。

材料

  • 有機さつまいも  中2本(ペースト450g)
  • 棒寒天  1本(8g)
  • 砂糖     70g
  • 自然塩     小さじ1/2
  • 水    200ml

道具

  • 木べら
  • ボウル
  • 裏ごし器
  • 型(150×135×45mm)

作り方

1.有機さつまいもは、皮をむいて茹で(または蒸す)、裏ごししておく。棒寒天をよく洗ってから水につけてやわらかくし、水気をしぼる。

2.鍋に水、寒天を入れて煮溶かし、砂糖、塩を加える。さらに裏ごししたさつまいもを入れて、木べらで全体を滑らかに、加熱しながら練り混ぜる。

3.熱いうちに型に流し入れ、表面を平らに整える。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし固める。

4.冷え固まったら方から出し、食べやすい大きさにカットしていただく。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato