毎年3月末頃になると流れる、静岡、駿河湾「桜えび」の春漁解禁ニュース。水産資源保護のため、国内での桜えびの漁期は年2回に限られていて、春漁は3月から6月初旬、秋漁は10月下旬から12月下旬という限られた時期のみです。桜えびは鮮度が落ちやすく傷みやすいことから、生のままでの流通は難しいそうです。最近では冷凍技術の進化しているようですが、それでも、新鮮な生の桜海老にお目にかかれることは滅多にありません。一般的には乾燥させた「素干し桜海老」がおなじみですが、旬の時期、釜揚げの桜海老が店頭に並びます。春らしい桜色の「桜えびの炊き込みご飯」で、磯の香りと豊かな旬の美味しさを味わい、食卓に春の彩を!

材料

  • 有機白米  2合
  • 水    360ml
  • 国産桜海老(生または釜揚げ) 60g
  • 有機生姜      10g
  • 昆布   1枚 (5㎝角くらい)
  • 酒    大さじ1
  • 自然塩  ひとつまみ

道具

  • 土鍋

作り方

1.釜揚げ桜海老はさっと軽く水で洗っておく。お米をとぎ1~2時間程度水に浸しておく。

2.土鍋に研いだお米に水、酒、昆布、みじん切りにした生姜、桜海老を入れる。

3.10分ほど中火にかけ沸騰した頃、弱火にしてさらに10~15分程度炊く。炊きあがり火を止めてからしばらく蒸らしてできあがり。

さっくりと全体に桜海老を混ぜて盛り付ける。お好みで白炒りごまをかけたり、木の芽などを飾っても。おにぎりにしても美味しい。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato