ポップコーンは乾燥とうもろこしを加熱してできます。では、普通のとうもろこしを干せば作れるのか?というと、実はそうではなく、「爆裂種」のとうもろこしでなければポップコーンはできないのです。爆裂種は粒の皮が非常に硬くて、加熱すると粒の中の水分が水蒸気となって膨張します。この爆裂種の硬い皮が、膨張する水蒸気の圧力により限界まで達すると皮がやぶれ、急激にはじけてポップコーン状になるのです。

電子レンジでチンして、粒の状態から簡単に作ることが出来るポップコーンなども販売されていますが、あらかじめ油脂が添加されているもの、添加物を使用しているものも多いですよね。出来れば、乾燥したオーガニックのとうもろこしの粒だけを袋詰めした、シンプルなものを選びたいものです。また、オーガニックスーパーなどに行くと、国産の有機乾燥とうもろこしが、干した後のそのままの状態でも販売されていることもありますよ。そんな有機の乾燥とうもろこし(爆裂種)を見つけたら、是非一度、まずは粒をほぐしてとるところからポップコーンを作ってみて!自家菜園をされている人は、ポップコーン用の種を蒔き、自分で育てたものを収獲し、乾燥させて作ってみるのもおすすめです。

材料

  • 乾燥有機とうもろこし(ポップコーン用品種・爆裂種)
  • 自然塩

道具

  • フライパン
  • フライパン用蓋

作り方

1.干して乾燥されたとうもろこしから、粒をほぐしてとる。
※雑巾を絞るように、とうもろこしを軽くしぼるとほぐれやすい。
※細かいゴミなどはとりのぞく。

2.フライパンに乾燥とうもろこしの粒を入れ、フタをして中火で加熱する。何倍にも膨らむので、入れすぎないように注意。1/2本分くらいで1人分としては十分の量できる。油はひかなくてもよい。

3.フライパンを軽く揺り動かしながら、焦がさないようにまんべんなく加熱する。
ポンポンとはじける音がするので、音が止むまで加熱する。

4.熱いうちに塩をふる。
(塩は加熱するときに加えてもOK)

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato