昔は梅干しは自家製があたりまえでした。いつの間に、梅干しは「漬けるもの」から「買うもの」になってしまったのでしょうか?それに加えて、合成着色料できれいな赤色にしているもの、人工甘味料や化学調味料などを使用した液につけた、いわゆる「調味梅干し」の、なんと多いことか。ところが、嬉しいことに、ここ1~2年、食の本来ある姿を見直す原点回帰の流れから、旬の梅仕事を楽しむ人が増加中です。気軽に家庭でつくれるように、梅干しの漬け方を教えるワークショップや料理教室なども好評で、今年は特に「自家製梅干し」に初チャレンジ!という方も多いようですね。自分でつけた梅干しの味は格別。化学添加物は一切入らない自家製梅干づくり、まずは少量からでもチャレンジしてみてください。
材料
- 有機梅 2kg
*できれば有機や自然栽培のものを選ぼう - 下漬け用粗塩 360g(18%)~400g(20%)
- 塩もみ用粗塩 80g (赤紫蘇の20%)
- 赤紫蘇の葉 400g (梅の20%)
道具
- 保存容器(漬物樽、甕、ガラス容器など)
- 重石
- 蓋用に紙と紐
- ボウルや樽など(紫蘇の下処理など)
- 焼酎またはホワイトリカー(35度以上のアルコール)
- ざる(土用干し用)
作り方
Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato