3月3日の桃の節句をはじめ、卒業に入園入学、就職などのお祝い事が多い春、ハレの日の食卓を華やかに演出してくれる「ちらし寿司」。地域によって呼び名や具材なども様々なようですが、酢飯に味付けした複数の具材を混ぜこんだ五目寿司。そしてその上に色々な具を散らして作るのが、ちらし寿司です。全て家庭で手作りする場合、複数の具材を準備し一つ一つの具材の下処理をするのが若干面倒なところ。手間や時間はかかりますが、作り方自体はそう難しくないので、旬の食材や好みの調味料を使ってオリジナルのちらし寿司にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

最近は「五目寿司の素」「ちらし寿司の素」といった、混ぜ込むだけですぐできてしまう製品が販売されています。国産食材や有機食材を使用したもの、保存料や化学調味料不使用のものもあるので、時短にしたい場合は便利な加工食品を利用するのもおすすめです。

材料

  • 有機米  2合
  • 昆布  5cm角
  • 寿司酢 (有機米酢 大さじ3・甜菜糖 大さじ2・自然塩 小さじ2/3)
  • 有機れんこん 70g
  • 有機人参   50g
  • 有機竹の子 75g
  • 干し椎茸  2枚
  • かんぴょう  20g(戻したもの)
  • 高野豆腐    1/2枚分
  • だし汁   200ml
  • 酒     大さじ3
  • 砂糖   大さじ3
  • 有機醤油  大さじ2
  • 自然塩   ひとつまみ

道具

  • 寿司桶
  • しゃもじ

作り方

<下準備>
干し椎茸、かんぴょう、高野豆腐は水に浸して戻しておく。蓮根は皮を剥きスライスして酢水につけておく。筍はアク抜きして茹でる。(筍の水煮を使用してもOK)

1.下処理しておいた食材を細かく切り、鍋に入れてだし汁(200ml)で煮る。酒、砂糖(甜菜糖)、醤油、塩で味をつけ、汁気がなくなるまでしっかり煮含める。

2.昆布を入れて炊いたご飯を寿司桶に移し、寿司酢を加え、しゃもじで切るように混ぜる。

3.1の具材を混ぜる。

4.お好みのちらしの具を飾る
※錦糸卵をちらす(例:卵2個分)

5.さっと茹でた絹さやを刻み、茹でた菜の花を適量散らす。

お好みで刻んだ紅生姜を散らしたり、茹でた海老、マグロ、イクラなどを載せて海鮮ちらしにしたり、酢蓮根や飾り切りした人参をあしらっても◎

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato