春が旬の山菜、ゼンマイ。わらび(蕨)やこごみと見た目は少し似ていますが別の植物です。採れたてのぜんまいが、生のまま流通することはあまりなく、水煮にしているものや乾燥ぜんまいとして販売され、年間を通じてその味を楽しむことができます。旬の時期に採取したぜんまいは、茹でてアク抜きしたものを乾燥させ、冬の野菜が少ない時期に食するなど、古くから保存食として活用されてきました。ゼンマイはとてもアクが強いため、ただ水で戻すだけでは食べられません。しっかり下処理をしてふっくらと戻し、是非美味しく味わってください。

材料

  • ぜんまい(乾燥)

道具

  • ボウル

作り方

1.ぜんまいをボウルに入れ、たっぷりの水に1~2時間つけておく。

※2時間後

2.鍋にたっぷりの水と、ざるにあげ水気をきったぜんまいを入れて加熱する。沸騰直前で火を止め、そのまま粗熱をとる。

3.茹で汁の粗熱がとれたら、鍋の中でぜんまいを手で優しく揉み茹で汁を捨てる。(1回目)

4.鍋に新しい水とぜんまいを入れ、再び火にかける。(2~3を合計で3回ほど行う)
※3回目の茹で汁は捨てずにそのまま一晩つけておく。

5.つけていた茹で汁を捨ててボウルや別の容器に移し、新しい水に変える。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato