甘い芳香を放つ“かりん”の実。美味しそうには見えますが、生では食べることができません。寒い冬に備えてはちみつ漬けにするほか、氷砂糖で漬けこむ梅シロップと同じように、かりんシロップを作ってみませんか?もし、まだ実が青い場合は、追熟させてから。その間はキッチンに置いておくだけで天然のアロマに癒されます。11月頃に仕込んだかりんシロップは、ちょうど寒い冬の時期に美味しくいただけます。冬はお湯で薄めて。ホットレモネードがおすすめ。炭酸水で割っても美味しいですよ。

材料

  • かりん  1kg
  • 氷砂糖  1kg

道具

  • 保存容器
  • ざる

作り方

1.かりんを良く洗って水けをきっておく。
※まだ青い場合は黄色みが増し香りが強くなり、表面がペタペタとなってくるまで追熟させてください。

2.皮のまま5mm~1cm程度の厚さにスライスする。
※細かく切ってもOKです。

3.熱湯で消毒しておいた保存用のびんに、氷砂糖→かりん→氷砂糖・・と重ねるように詰めていく。

3.瓶のふたはゆるめに閉めて、そのまま2~3か月冷暗所で保存する。
※氷砂糖が溶けてくるので、ときどき瓶をやさしくゆするなどして、まんべんなくかりんがシロップに漬かるようにしてください。時々蓋を開けガス抜きをしてください。

※10日後

※1か月後

4.2~3か月ほど経ちかりんのエキスが出て薄く色づいてきたらざるで濾し、種と実を取り除く。

5.濾したシロップを鍋に入れて加熱し、ひと煮たちさせる。
※アクが出たら取り除いてください。そのままでも飲用できますが、発酵しやすいので加熱して保存することをオススメします。

6.煮沸消毒した保存容器に入れて保存する。

※冬はお湯で薄めて。夏は冷水や炭酸水などで割ってお召し上がりください。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato