私たちが通常お店で目にしている赤いトマトは、通常は流通に適したまだ完熟していない、少し青くて硬いトマトを収獲しています。流通から小売店で並ぶまでの間に、追熟により赤くなっているトマトをものがほとんど。「追熟」ではなく「完熟」したトマトの美味しさは格別ですよ。通常の流通にはあまり乗らない完熟トマトも、農家さん直送のモノや、ファーマーズマーケットなどで朝どれのものが直販されることもあり、たまに完熟トマトがソース用にと安く販売されることもあります。完熟の有機トマトを見かけたら是非味わってほしいですね。最近では自家菜園でトマトを栽培される方も多いようです。食べきれないほどたくさんできてしまったトマトは、ぎりぎりまで完熟させて、自家製のトマトソースやトマトケチャップづくりに利用しませんか?

材料

  • 有機トマト 2kg(約15個)
  • 有機玉ねぎ 1個
  • 有機にんにく   1片
  • てんさい糖 大さじ2
  • 自然塩 大さじ1
  • レモン汁 大さじ1
  • ベイリーフ(ローリエ) 2枚
  • オールスパイス  少々
  • 粗挽きブラックペッパー  少々
    *砂糖や塩の量は好みのバランスで調整。レモン汁はビネガーでもOK。ハーブやスパイスはタイムやオレガノなど好みのものにしてもOK。

道具

  • フードプロセッサー
  • 裏ごし器

作り方

1.洗ったトマトのヘタをとり、十文字に切れ目を入れる。鍋に湯を沸かし、トマトを熱湯の中にさっと通してから水にとり、湯剥きをしておく。

2.湯剥きしたトマトを適度な大きさにカットし、フードプロセッサーにかけてジュース状にする。さらに裏ごしして種などを取り除き、なめらかにする。(15個分のトマトで約1500mlの液状に、裏ごし後は1リットル程度の量になる)

3.玉ねぎとにんにくをフードプロセッサーにかけ細かくペースト状(すりおろし状)にしておく。トマトピューレと玉ねぎ、にんにく、ベイリーフを鍋に入れて、アクを取り除きながら煮る。途中、甜菜糖、塩を加え、分量の1/2~1/3程度になるまでさらに煮詰めていく。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato