ホワイトリカーや焼酎で作る「梅酒」が一般的ですが、日本酒を使っても美味しい梅酒が作れるんですよ!ただし、注意しなければならないのは「酒税法」。梅酒等を作る行為は、新たに酒類を製造したものとみなされますが、消費者が自分で飲むために酒類に梅を漬けてつくる「梅酒」は、製造行為としないこととしています。もちろん、販売してはいけません!自家製梅酒づくりで許可されるアルコールは、アルコール分20度以上のもので、かつ、酒税が課税済みのものに限ります。つまり、アルコール度数20度未満の日本酒で梅酒を造ると酒税法違反となるのです。ホワイトリカー(アルコール度数35度程度)が梅酒づくりでポピュラーなのはこのためなのですね。もし、日本酒で梅酒を作る場合は、度数を確認し、必ずアルコール分20度以上のものを使用するようにしてくださいね。

材料

  • 有機南高梅(熟したもの)  1kg
  • 日本酒(20度以上のもの) 1.8L
  • 氷砂糖  300g

道具

  • ざる
  • 竹串
  • 保存瓶

作り方

1.梅をきれいに水洗いした後、水気をよくふきとり、竹串で梅のなり口のヘタを取り除く。

2.煮沸消毒をして乾かしておいた瓶に、梅と氷砂糖を交互に入れる。

3.日本酒を注ぎ入れ、蓋をして直射日光のあたらない冷暗所に保存する。ときどきゆすって、砂糖を全体に行き渡らせるようにする。

1か月半頃から3カ月程度そのまま熟成させたら、梅を取り出す。

【1カ月半後】熟成されて琥珀色に。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato