1月7日は七草粥の日。七種の野草、野菜を入れた七草粥を食べ、邪気を払い無病息災と五穀豊穣を祈るという、「人日の節句」の行事食です。昔は前日に摘んできた七草を、はやし歌を歌いながらまな板の上でトントンたたき、7日の朝に粥に入れるといった風習があったとか。現在の新暦では、この時期に自然に生えている七草(野草)を摘んで揃えることは難しいですよね。旧暦であっても地域によっては、やはり難しいかもしれません。最近ではパック入りの七草が重宝されていますが、そんな中、家庭菜園や近所の土手などで野草を探し、完全に自然のもので七草粥を作るツワモノも!?買うもよし、摘むもよし、できる範囲で、行事食を楽しみたいですね。

また、お粥だけでは勿体ない!お正月を過ぎて、余ってしまいがちなお餅と一緒に、アレンジ料理で美味しく味わいたい七草。小麦を使わない「餅ピザ」なら、手軽に作れる「グルテンフリーピザ」になりますよ。同じ野草でもある「よもぎ」のお餅との相性も抜群です!

材料

  • 有機よもぎ餅 40g×4個
  • 七草
    ・芹(せり)
    ・薺(なずな) ※ペンペン草
    ・御形(ごぎょう) ※母子草(ははこぐさ)
    ・繁縷(はこべら)
    ・仏の座(ほとけのざ)
    ・菘(すずな) ※蕪
    ・蘿蔔(すずしろ) ※大根
  • 有機春菊 ※七草だけでは足りない場合追加
  • 舞茸
  • きざみのり
  • オーガニックオリーブオイル 適量
  • 水  50ml
  • 自然塩 適量
  • 胡椒   適量

道具

  • フライパン
  • オーブン(グリル)
  • クッキングシート
  • フライ返し

作り方

1.熱したフライパンに油を適量入れ、薄さを半分に切った有機よもぎ餅の両面を軽く焼く。

2.水50mlを入れて餅を柔らかくしながら、フライ返しなどで押すように広げながら餅同士をくっつける。

3.底のほうがカリカリに焼けてきたらフライ返しで裏返し、両面を焼く。フライパンから取り出し、オーブンの天板にクッキングシートを敷いた上に置く。

4.七草を刻む。すずな(蕪)は皮を剥いて輪切りに、すずしろ(大根)は千切りにする。蕪と大根の葉も刻む。舞茸は適当な大きさに割いておき、具材全てを適量のオリーブオイルで炒め、塩、コショウで味を調える。

5.3の餅でできたピザ生地に具材をのせ、オーブングリルで5分程度焼いて出来上がり。

刻み海苔をトッピングしたり、はこべらなど、余った七草、ハーブなどを載せても◎

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato