エディブルフラワー、つまり食べる花という言葉はここ数年で認知され、おしゃれなレストランなどでよく見かけるようになってきましたね。海外、洋食のイメージが強いですが、食用菊は昔から親しまれている伝統的な、ニッポンのエディブルフラワーですよ!
主に新潟や山形、青森などでは非常にポピュラーな食べ物で、「かきのもと」「おもいのほか」(新潟県)、「もってのほか」「延命楽」(山形県)などど呼ばれ栽培されています。10月~11月頃、食用菊の旬は秋。おひたしなどで良く食べられていますが、調理法のポイントは、茹でるときにお酢を入れること。花びらの色がきれいに仕上がります。

材料

  • 食用菊
  • 有機酢 適量 (水2リットルに対し100cc程度)

道具

  • ざる

作り方

1.菊の花びらをガクから外し、バラバラにほぐしておく。

2.大き目の鍋にお湯を沸かし、お酢を入れる。沸騰したら菊を入れる。菊の花びらが軽く浮くため、箸で適宜おさえ、返しながらサッと茹でる。1~2分サッと軽く熱が通る程度でOK。茹ですぎないこと。

3.ざるに上げて水を切り、ざるの上に広げてそのまま熱を冷ます。

冷水につけて冷まし水をギュッと手で絞るようにするよりも、色もきれいに、水っぽくなくシャキシャキと歯ごたえ良く仕上がる。小分けにしてラップなどで包んで冷凍保存も可能。おひたし、サラダ、ちらし寿司などに!

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato