その名のとおり、半分白く上部分だけが緑色の「相模半白節成(さがみはんじろふしなり)という、固定種のきゅうり。一般的なF1種の画一的なものと異なり、長さや太さ、曲がり方、ぶつぶつとしたイボなど、それぞれに個性的な風貌をしています。ここ最近、固定種や在来種の野菜が見直されてきており、昔ながらのキュウリは美味しいと、珍しい種類のものを市場で良く目にするようになりました。この「半白きゅうり」もそのひとつです。「半白きゅうり」は、主に漬物などに適しているといいますが、熱を加えても独特のパリパリとした歯ごたえ、食感が変わりにくいことから、炒めものやなど加熱料理にもおすすめですよ。
「焼きなす」ならぬ「焼ききゅうり」。加熱により柔らかな食感となる焼きなすに比べ、きゅうりならではの歯ごたえや食感が適度に残る「焼ききゅうり」は、食欲の落ちる暑い夏にもぴったりです。冷たく冷やしてから、お好みで鰹節や薬味を添えて。だししょうゆ、ポン酢などをかけていただくとサラダ感覚の一皿になりますよ。
材料
- 半白きゅうり
道具
- 焼き網
- ボウル