古くから和菓子の原料としてや、ところてんやあんみつなどの甘味、和食などに使われてきた「寒天」は、テングサやオゴノリなどの海藻が原料。ぷるんと固まるゼラチンに比べると、寒天は凝固力が強く歯切れ良い食感が特徴です。寒天は植物由来でヘルシーな食材として改めて見直されてきており、ベジタリアンやヴィーガンの方にも人気です。昔はいわゆる「棒寒天」が主流でしたが、最近は使いやすい粉末タイプのものが販売されるようになってきました。水に浸す時間や煮溶かしたりするちょっとした手間はかかりますが、扱い方はそんなに難しくありません。国産の海藻を使った昔ながらの棒寒天や糸寒天の職人や生産者を応援したいですね。