里芋の葉柄部分は“ずいき”と呼ばれますが、そのずいきを乾燥させたものが“芋がら”です。地域によっては“割菜(わりな)”や、“からとり”と呼ぶところもあそうです。まるで枯れた藁のような見た目なので、食べ物だとは認識していなかった!という方も多いかもしれませんが、特有の歯ごたえと素朴な味わいで、味噌汁に入れたり、煮物にするなど、古くから保存食としても親しまれてきました。アクが多くそのままでは食べられませんが、下処理をしてやわらかく戻すと美味しくいただけます。

材料

  • 芋がら(乾燥ずいき)

道具

  • ボウル

作り方

1.ボウルに水をはり、芋がらを軽く揉むようにして汚れを落とす。
※かなり長さがある場合は、水に戻す前にハサミで切ってください。

2.半日程度水に浸ける。アクで茶色くなってきたら1~2回水を替える。

3.鍋にたっぷりの水を入れて湯を沸かす。2の芋がらは水気をしぼり、5~10分程度茹でてからざるにあげて冷水にさらす。

4.もう一度同様に茹でて冷水にさらす。
※アクが気になる方は、茹で汁の色が薄くなるまで2~3回茹でこぼしてください。

5.水気をぎゅっとしぼる。

Styling / Photo / Recipe / Text : Aki Sato