干瓢(かんぴょう)はウリ科の夕顔(ユウガオ)の実を、くるくると細長くひも状に剥いたものを乾燥させたもの。かんぴょう巻きなど海苔巻きの具材としておなじみですが、他にも昆布巻きやロールキャベツ、おでんのもち巾着など、食材がほどけないように結ぶ、“ひも”の役割として使われます。かんぴょう巻きは好きでも、かんぴょうが夕顔の実であることを知らない子供も多く、また、ひものように使われていると、食べられるものだと知らずにわざわざ残す人もいるとか。かんぴょう巻きや恵方巻き、刻んでちらし寿司に。その他、アレンジも是非楽しんでみてください。