あんかけなどお料理のとろみづけ、揚げ物などに利用される「片栗粉」。もともとはユリ科に属する植物「かたくり」の根茎からつくられていたものですが、自生のカタクリが減少したこともあり、現在流通しているものは馬鈴薯(じゃがいも)からつくられたものです。
じゃがいもといえば、千切りの炒め物や薄くスライスしたポテトチップスなど、水にさらさずに加熱すると、切ったじゃがいも同士がくっついたり、食感を損ねることがありますよね。これは、じゃがいもに含まれるでんぷん質が、片栗粉のような働きをしてしまうから。普段なにげなくやっている、じゃがいもを切ってから水にさらしておく下処理にはちゃんと理由があります。切り口からでてくる、白いでんぷん質を洗い流すためというわけですね。
まるで理科の実験のようですが、生のじゃがいもをすりおろし・・・
布などで濾して搾りかすを取り除きます。その汁をしばらく放置しておくと、下のほうにでんぷん質が沈殿します。
上澄みの液を捨て、残ったでんぷんを乾燥させると白い片栗粉が!
ちなみに、春に咲く紫色で可憐なカタクリの花、茎や葉は食べられます。山菜として、てんぷらやお浸しなどにして食すことができる、エディブルフラワーなのですね。あまり多くは流通していませんが、旬の時期に出会ったらぜひお試しを。
かたくりの花





