干し魚なしでは始まらないタイのごはん
「珍しい干し魚があるの。今から行くからいっしょに料理しない?」タイ人の親友エイから電話が入った。私が魚を常食しないことを知っていながら、あえて魚というからには、よほどのモノに違いない。
わらび餅の原料はわらびの根っこ!?
ぷるぷるとした食感の和菓子、わらびもち(蕨餅)は、あの山菜の蕨の地下茎部分から採った澱粉でできています。掘り出した根っこからほんの少量しか製品化できません。100%蕨からとれた粉(本わらび粉)は大変高価で貴重なものなのです。
米とココナッツのスイーツ旋風
桜の写真がメールで送られてくる。この季節はいちばん日本が恋しい。タイは窓辺の机に向かっているだけで小麦色に日焼けするほど、来る日も来る日も太陽が照りつける。
オーガニックコーヒーに添えるミルク問題
オーガニックコーヒーに、人工甘味料やコーヒーフレッシュが添えられると、がっかりした気分になってしまいますよね。「オーガニックコーヒーに添えるミルク問題」、実は多くのお店が頭を悩ませています。
元気な人も集まるタイの病院
病院は「病気を治しに行くところだ」と思っていた。だがタイでは違った。ちょっとお茶しに病院というのもありなのだ。大胆にも病院内のカフェは、扉も仕切りもなく、受付や会計窓口の隣に店を出している。
「遺伝子組み換え不分別」の意味
食品の原材料表示などで「遺伝子組換えでない」という文字をよく目にします。原材料ラベルを注意深くチェックしていると、ごくたまに「遺伝子組み換え不分別」という表記に出会うことがあります。
バンコクのオーガニック野菜
バンコクはすっかり大都会になった。人々の暮らしも豊かになり、かつては輸出専用だったオーガニック野菜がタイ人の食卓にのる時代が来た。なにもかもが混沌としていた10年前とは比べ物にならない。
椎茸の菌床栽培と原木栽培、どんこと香信の違いとは?
椎茸には大きく分けて「どんこ(冬菇)」「こうこ(香菇)」「こうしん(香信)」の3つの呼び方がありますが、これらはブランドや品種ではなく、椎茸の傘の開き具合によって分類されているものです。
異国に根づくラーメン・豆腐
15年ほど前にある日本人がタイの固い大豆で日本と同じようなうまい生豆腐を作ることに成功し、いっきに日本豆腐がシェアを広げた。人気は健康志向にのって、豆腐に飢えていた日本人は勿論、タイ人富裕層にまで波及した。
国産春雨の原料は緑豆じゃなかった?
春雨(はるさめ)は、日本の食卓でもおなじみの食材です。日本で販売されているものの多くは、甘藷でん粉(さつまいものでんぷん)や、馬鈴薯でん粉(じゃがいものでんぷん)で作られたものです。
悲しくても、おいしくても「色」
タイでは「色」が大きな意味を持つ。食品につけられている色も日本より色彩豊か!本来は植物からとった色素で色をつける。中でも日本にはない透明の紫色はなんとも神秘的。この紫色を出す花がタイ語で「アンチャン」で、英語名は「バタフライピー」
葛100%「本葛」と澱粉入りの葛粉
一般的に「葛粉」として販売されているものの多くは、葛粉だけではなく甘藷などの澱粉を加えたものです。「本葛」という文字があったとしても100%葛からできているとは限りません。