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野菜や果物に「旬」があること、いつの間にか忘れていませんか?レモンをはじめオレンジやグレープフルーツなどの輸入の柑橘類は、スーパーマーケットに行けば季節を問わずいつでも購入できます。特にレモンは、皮を剥いて直接食するのではなく、薄切りをレモンティーに使ったり、カットしてしぼり汁を使ったりという用途が多く、国産のレモンの流通量もそう多くない為、いつが旬なのか?思い浮かばない方も多いかもしれませんね。

実は、レモンの旬は「冬」。国産のレモンは10月頃からいわゆるグリーンレモンとして、青い状態で収穫が始まり、12月下旬頃から3月頃までの間に黄色く色付いたレモンが収穫されます。

輸入レモンと国産レモンの大きな違い「ポストハーベスト」

海外から輸入される果物の多くは、通常数週間~2ヵ月ほどの時間をかけて船便で日本へ運ばれて来ます。収穫後、倉庫内や輸送途中での腐敗やカビの発生を防ぐために、果実の表面に防カビ剤等が塗布されることになります。これがいわゆる「ポストハーベスト農薬」というもの。ポスト=後、ハーベスト=収穫、収穫後に使用する農薬を意味します。

日本国内ではこのような農薬の使用法は認められていないものの、ジフェニル(DP)、オルトフェニルフェノール(OPP)、オルトフェニルフェノールナトリウム塩(OPP-Na)、チアベンダゾール、およびイマザリルは現在「食品添加物」の防かび剤として許可され、使用が認められています。最大残存量など基準値が設けられて管理されているとはいえ、これらの防かび剤には発がん性、変異原性、生殖毒性などのリスクもある、ということを忘れてはなりません。

防ばい剤の表示義務

ポストハーベストとして使用される「防ばい剤」は、「食品衛生法」により食品添加物として表示義務が定められており、包材やプライスカードなどに使用した物質名を表示するように決められています。グレープフルーツなども、同様に売り場のPOPなどに記載されているので、スーパーの青果売り場に行ったら是非チェックしてみてください。小さな文字で若干気づきにくいですが、袋入りでなくても売り場に表示があるはずです。

できれば国産の有機レモンを選びたい

皮まで安心して使えるレモンを選ぶなら、できればポストハーベストの心配のない国産のものを。そして、できれば農薬を削減した「特別栽培」のものか、使用していない「有機JAS認証」のものがおすすめです。

しかしながら、国産有機JAS認定のオーガニックレモンは、生産量も多くなく、収穫期間も限られとても希少なもの。生のレモンが近くで販売されていない場合や、旬の時期以外は、瓶入りの100%果汁を利用すればいいと思います。この場合もしっかり表示を見て、香料や保存料などが入ってるものは避け、国産の有機レモン果汁か、海外のオーガニックレモン果汁を選ぶことをオススメします。

佐藤アキ (Aki Sato)