お正月明けの1月7日、“人日の節句”の朝に食べる「七草粥」。この七草粥に用いる7種の草は、古くから短歌として覚えている方も多いのではないでしょうか?
「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草」
少し聞きなれない名前もありますが、実はとても身近な野菜や野草です。
- せり(芹) / セリ
- なずな(薺) / ナズナ / ペンンペングサ
- ごぎょう(御形) / 母子草(ハハコグサ)
- はこべら(繁縷) / 繁(ハコベ)
- ほとけのざ(仏の座) / 小鬼田平子(コオニタビラコ)
- すずな(菘) / 蕪(カブ)
- すずしろ(蘿蔔) / 大根(ダイコン)
近年、パック詰めされた春の七草がスーパーに並ぶのは当たり前の光景になってきていますが、本来の旧暦では、人日の節句は2月頃となります。せり(芹)、ずすな(蕪)、すずしろ(大根)は調達できるとしても、1月の初旬に自生している野草を見つけのは難しいもの。ましてや、あぜ道や土手などが無い都会ならなおさらのことですね。
旧暦のお正月が過ぎた頃、自然に触れあえる場に足を運んで「春の七草」を探してみませんか?それでも入手できない野草もあるかもしれませんが、必ずしも七草でなくても良いと思います。その時期に採れるものをお粥でいただき、無病息災を願いましょう。
■せり(芹)
■なずな(薺) / ぺんぺん草
■ごぎょう(御形) / 母子草(ははこぐさ)
■はこべら(繁縷)
■ほとけのざ(仏の座) / 小鬼田平子(こおにたびらこ)
■すずな(菘) / 蕪(かぶ)
■すずしろ(蘿蔔) / 大根
この記事を書いた人
オーガニックプレス編集長 さとうあき
インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。