イタリア、AURELI(アウレーリ)社のオーガニックジュースは、濃縮還元ジュースでは味わえない、野菜や果物の本来の美味しさが感じられる美味しいジュースです。有機認証も取得。人参やセロリなど、苦手な方も多い個性的な野菜が主役ですが、フルーツとブレンドすることでとても飲みやすく、トロリとしすぎず飲み口のよいジュースとなっています。

驚くのは、この「色」からイメージする素材と、その素材からイメージされる「味」とのギャップ。瓶のラベルや原材料を見ないで飲んだら、きっと驚く方も多いのではないでしょうか。

何といってもインパクトあるジュースの色!これはもちろん着色料ではありません。パッと見てキウイフルーツにも見えなくもない、淡いグリーンはセロリ。パープルはぶどうやブルーベリー系のジュースに見えますが、実は紫人参の色。どちらもちゃんと、それぞれの野菜の個性的な味や香りがしますが気になりません。むしろその個性を消しすぎていないのが良いなと思いました。野菜が苦手な方も美味しくいただけます。

定番のオレンジ色の人参ジュースには、リンゴとオレンジをミックスしています。一番くせがないので、ニンジンが苦手なお子様でもゴクゴク飲めてしまいそうですね。

アウレーリオーガニックジュース 各380円(税抜)

アウレーリ社のオーガニックジュースは、海抜700mというフチーノ高原で育まれた新鮮な農産物を、その土地にある工場で加工生産。環境と調和した循環型の農業であり生産方法で、畑から製品までを自社で一貫して管理しています。フチーノ高原は町がなく人が住んでいない、とてもクリアな大地。この国立自然公園のふもとで作られているオーガニック野菜や果物は、EUによってI.G.P(地理的表示保護)食材としての認定もされているそうです。

バイオガスを作るためだけのトウモロコシの栽培もしており、工場で使用する電力はすべてバイオガス発電をした電気を国へ売却して買い戻した電力を使用しているとか。地球にやさしい工場で加工されているんですね。

パッと製品を見ただけではこのこだわりはなかなか伝わりませんが、オーガニックであること以前に「美味しい」ということがまず大事。美味しさは、加工技術によるものも大きいかもしれませんが、やはりベースとなる素材の良さがあるからこそだと改めて思いました。

「アウレーリ オーガニックジュース」のいいね!ポイント
◎畑から加工までの一貫生産
◎循環型の地球にやさしい工場
◎有機JAS認証を取得
◎ストレート果汁
◎美味しい

【共同企画】オーガニックプレス&オーガニックヴィジョン

「オーガニックの商品力」
これからのオーガニック業界では、商品そのものが魅力を放つ「商品力」が必要とされるだろう。市場と消費者意識をいちはやく察知したメーカーによる、多彩な「商品力」を持つオーガニック商品にフォーカス。商品を検証、実食し、さまざまな視点から新商品を分析する。

※一般社団法人オーガニックヴィレッジジャパン(OVJ)発行「ORGANIC VISION vol.11」(発売日:2018年7月31日)オーガニックプレス&オーガニックヴィジョン共同企画「オーガニックの商品力」にて、一部レビューコメントが掲載されます。

この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。