NON-GMO は、GMO(Genetically modified organism)ではない、つまり「遺伝子組み換え作物ではない」こと。「GMO Free」といった記載も同じ意味。日本においては「GMO」という表記では消費者に伝わりにくいため、一括表示事項欄には日本語で「遺伝子組換え不分別」等と記載される。(※消費者庁HP参照)

安全性が確認された遺伝子組換え農産物とその加工食品については、JAS法及び食品衛生法に基づき表示ルールが定められ、平成13年4月から義務化された。

表示義務務対象の8つの遺伝子組換え農産物以外の農産物やその加工食品については、当該農産物に遺伝子が組み換えられたものが存在すると誤解させるたり、優良誤認を招く可能性があるため「遺伝子組換えでない」などの表示はできない。

表示義務務対象品目(平成23年8月時点)

■作物(8種類)
大豆・とうもろこし・ばれいしょ・菜種・綿実・アルファルファ・てん菜・パパイヤ
※大豆は、枝豆及び大豆もやしを含む。

■加工食品(33食品群)
1.豆腐類及び油揚げ類 (原材料:大豆)
2.凍豆腐、おから及びゆば (原材料:大豆)
3.納豆 (原材料:大豆)
4.豆乳類 (原材料:大豆)
5.みそ (原材料:大豆)
6.大豆煮豆 (原材料:大豆)
7.大豆缶詰及び大豆瓶詰 (原材料:大豆)
8.きな粉 (原材料:大豆)
9.大豆いり豆 (原材料:大豆)
10.(1)から(9)までに掲げるものを主な原材料とするもの (原材料:大豆)
11.大豆(調理用)を主な原材料とするもの (原材料:大豆)
12.大豆粉を主な原材料とするもの (原材料:大豆)
13.大豆たんぱくを主な原材料とするもの (原材料:大豆)
14.枝豆を主な原材料とするもの (原材料:枝豆)
15.大豆もやしを主な原材料とするもの (原材料:大豆もやし)
16.コーンスナック菓子 (原材料:とうもろこし)
17.コーンスターチ (原材料:とうもろこし)
18.ポップコーン (原材料:とうもろこし)
19.冷凍とうもろこし (原材料:とうもろこし)
20.とうもろこし缶詰及びとうもろこし瓶詰 (原材料:とうもろこし)
21.コーンフラワーを主な原材料とするもの (原材料:とうもろこし)
22.コーングリッツを主な原材料とするもの(コーンフレークを除く。)(原材料:とうもろこし)
23.とうもろこし(調理用)を主な原材料とするもの (原材料:とうもろこし)
24.16~20までに掲げるものを主な原材料とするもの (原材料:とうもろこし)
25.ポテトスナック菓子 (原材料:ばれいしょ)
26.乾燥ばれいしょ (原材料:ばれいしょ)
27.冷凍ばれいしょ (原材料:ばれいしょ)
28.ばれいしょでん粉 (原材料:ばれいしょ)
29.25~28までに掲げるものを主な原材料とするもの (原材料:ばれいしょ)
30.ばれいしょ(調理用)を主な原材料とするもの (原材料:ばれいしょ)
31.アルファルファを主な原材料とするもの (原材料:アルファルファ)
32.てん菜(調理用)を主な原材料とするもの (原材料:てん菜)
33.パパイヤを主な原材料とするもの (原材料:パパイヤ)

※油やしょうゆなど、組み換えられたDNA及びこれによって生じたたん白質が加工工程で除去・分解され、ひろく認められた最新の検出技術によってもその検出が不可能とされている加工食品には、遺伝子組換えに関する表示義務はないが、任意表示することは可能。

消費者庁HP参考
▽食品表示に関する共通Q&A(第3集:遺伝子組換え食品に関する表示について)
http://www.caa.go.jp/foods/qa/kyoutsuu03_qa.html#a2-01